【5月25日 AFP】ウクライナのドミトロ・クレバ(Dmytro Kuleba)外相は25日、スイス・ダボス(Davos)で開かれている世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)に出席し、北大西洋条約機構(NATO)がロシアによるウクライナ侵攻に対して「何もしていない」と非難した。

 クレバ氏は「残念ながら、NATOは同盟として、機関として完全に傍観し、全く何もしていない」と断言。一方で、NATO加盟国からの支援に言及したほか、欧州連合(EU)もウクライナ支援で「革命的で画期的な決断」をしたと称賛した。

 ウクライナはかねて、同国の加盟についてNATOから明確な回答を得られていないことに不満を表明。ロシアは、ウクライナのNATO加盟に強く反対している。(c)AFP