【5月25日 AFP】ロシアのアンドレイ・ルデンコ(Andrei Rudenko)外務次官は25日、ロシア軍に投降したウクライナ兵について、訴追して裁判が終わるまでは、捕虜交換に関する検討を行うのは時期尚早との認識を示した。

 ロシアの通信社によると、次官は報道陣に対し、投降したウクライナ兵が「しかるべく起訴され、判決を下された」後に、捕虜交換を検討すると述べた。次官は「この前には、交換に関するすべての話し合いは時期尚早だ」と強調した。

 ウクライナ南東部マリウポリ(Mariupol)のアゾフスターリ(Azovstal)製鉄所にウクライナ兵らが数週間にわたって立てこもった後、先週になって多数が投降した。

 この中には、元準軍事組織でかつて極右団体とつながりのあった「アゾフ連隊(Azov Regiment)」の兵士が含まれ、ロシアは同連隊を「ネオナチ(Neo-Nazi)組織」だと主張している。(c)AFP​​