【5月25日 AFP】南アフリカ人の男性が今月、世界最高峰エベレスト(Mount Everest)の山頂付近からパラグライダーで滑空した。当局の事前許可を得た上で滑空が行われたのは今回が初めて。

 ピエール・カーター(Pierre Carter)氏(55)は、他の登山者が徒歩で下山する中、標高約8000メートルのエベレスト山頂付近からパラグライダーで降下。ヒマラヤ(Himalaya)山脈の空を楽しんだ。

 最高時速80キロで飛行し、わずか20分で標高5164メートルにある小さな村ゴラクシェプ(Gorakshep)付近に着陸した。

 カーター氏は「美しい滑空だった。雲の間を抜けてゴラクシェプまで降りてきた」と語った。

 エベレストからの飛行記録は、過去に3回あるものの、いずれも当局の許可は得ていなかった。

 映像は滑空時とカーター氏へのインタビュー。滑空時の映像はカーター氏より提供。インタビューは23日撮影。(c)AFP