【5月25日 AFP】サッカーヨーロッパカンファレンスリーグ(UEFA Europa Conference League 2021-22)決勝のASローマ(AS Roma)対フェイエノールト(Feyenoord)戦を翌日に控えた24日、両チームのファンが会場となるアルバニアの首都ティラナで暴力事件を起こした。地元警察が発表した。

 当局の発表によると、フェイエノールトのファン8人が、ローマを応援したアルバニア人男性を椅子で殴って逮捕された。男性は病院へ運び込まれたという。

 また約200人のファン集団が、ローマサポーターのいる場所へ押し寄せようとして警察と衝突した。ローマサポーターも棒や石で警察を攻撃し、「警察官10人が負傷し、警察のバスが『暴力行為』で破損した」という。

 AFPの記者は、少なくとも市内の3か所で両チームのサポーターが衝突するのを目撃した。警察は、合計でサポーター60人が逮捕されたと話している。

 会場となるナショナル・アリーナ(National Arena)の収容人数は2万1000人だが、両チーム合わせて10万人前後がアルバニアの首都に詰めかけると予想されている。(c)AFP