【5月28日 AFP】仏ルアーブル(Le Havre)で24日、ブラジルで違法に発掘されて密輸された化石998点を同国に返還する式典が行われた。中には、およそ1億年前の白亜紀の化石も含まれている。

 化石は、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)が「ユネスコ世界ジオパーク(UNESCO Global Geopark)」として認定しているブラジル北東部のアラリペ盆地(Araripe Basin)で違法に発掘されたもので、2013年に仏西部ルアーブルで税関当局に押収された。

 返還された化石は、ブラジル・カリリ(Cariri)地域にある古生物学博物館で展示される予定。(c)AFP