【5月25日 AFP】サッカースウェーデン代表のズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)の銅像の鼻のレプリカが、オークションサイトに出品されている。古巣クラブのファンは、イブラヒモビッチが金のために自分たちを裏切ったと考えており、サッカーの商業化に対する抗議だと主張している。

 今回出品されたのは、2019年にイブラヒモビッチの故郷の街マルメ(Malmo)に建てられた銅像の鼻部分のレプリカで、24日時点でオークションサイト「イーベイ(eBay)」で610ドル(約7万7500円)の値がついている。

 銅像は何度も損壊の被害に遭い、建ってから1か月後には鼻の部分がなくなると、その翌月には足も持ち去られて周囲のフェンスをなぎ倒すようにして倒壊した。イブラヒモビッチは、同年11月からストックホルムのハンマルビーIF(Hammarby IF)に出資しており、プロキャリアをスタートさせたマルメFF(Malmo FF)のファンの怒りを買っていた。

 マルメのファンは、出品したのは今もオリジナルが見つかっていない、銅像の鼻部分のレプリカで、「愛情よりも金銭を選んだことは非常に高くつく」と知らせるためにオークションに出したと主張している。

 特設サイトのwww.vararnasan.se(var ar nasanはスウェーデン語で「鼻はどこ」の意味)では、イブラヒモビッチは「故郷の街と、キャリアの出発点となったクラブに対する愛情よりも、金を選んだ」と説明されている。

 出品者は、売り上げは「商業化した現代サッカーと闘い、クラブとサッカーへの愛情を中心としたスポーツを促進する」活動に使用する予定だと話している。(c)AFP