【5月25日 AFP】イングランド・プレミアリーグの理事会は24日、米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)の共同オーナーを務める米投資家トッド・ボーリー(Todd Boehly)氏のコンソーシアムによるチェルシー(Chelsea)の買収を承認し、取引完了が一歩近づいた。

 ボーリー氏は7日、ロシアの億万長者ロマン・アブラモビッチ(Roman Abramovich)氏がオーナーを務めていたチェルシーを42億5000万ポンド(約6780億円)で買収することですでに合意していた。

 プレミアリーグは発表文の中で「理事会は本日、提案されていたトッド・ボーリー/クリアレイク・コンソーシアム(Todd Boehly/Clearlake Consortium)によるチェルシー・フットボールクラブの買収を承認した」と記した。

「今回の買収は、(英国)政府が必要な売却ライセンスを発行し、取引の最終段階が満足いく形で完了されることを条件のままとしている」

 関係者は、来シーズンのさまざまな登録の締め切りに間に合うよう、同日に全てを完了させたいと考えている。ある政府筋は英PA通信(Press Association)に「われわれは今、全員が必要なライセンスを発行する準備ができると信じている」と語った。

 今回の買収総額は、2020年にMLBのニューヨーク・メッツ(New York Mets)買収時の24億ドル(約3060億円)を上回り、スポーツチームとしては歴代最高額となる。(c)AFP/Julian Guyer