【5月24日 AFP】英国で24日、恒例の「チェルシー・フラワーショー(Chelsea Flower Show)」が始まった。開幕直前の23日には、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)が会場を訪れた。

 女王は、チェルシー王立病院(Royal Hospital Chelsea)の敷地内に設けられた会場をカートで回り、フラワーショーを主催する王立園芸協会のキース・ウィード(Keith Weed)会長が付き添って案内した。

 会場には、女王の好みの花とされるスズランを使った女王の横顔のオブジェも展示された。

 持続可能性とメンタルヘルスをテーマにした展示もあり、デザイナーのジョー・ワーランド(John Warland)氏は、融解しつつある北極圏の永久凍土から採取した種から芽生えた植物を含む氷の塊を積み上げた作品「アイスガーデン」を出品。

 また、バルコニーガーデンの作品で「雲の庭師」として知られるジェーソン・ウィリアムズ(Jason Williams)氏は、ガーデニングによって心が落ち着き、メンタルヘルスの支えになることを知ってほしいと語った。

 映像前半は会場を訪れた女王、23日撮影・提供。後半は展示されている作品、23日撮影。(c)AFP