【5月24日 Xinhua News】中国四川省(Sichuan)崇州市(Chongzhou)の街角にこのほど、「急に小銭が必要な際はご自由にお取りください」と手書きした白いボードと、多数の1元(約19円)硬貨が入った小箱が設置され、話題になっている。

「思いやり小銭箱」は、同市の小さな宝石店の入り口に置かれている。1元硬貨は店主の劉本福(Liu Benfu)さんが少し前に、600~700元を銀行から引き出して入れたもの。手書きの看板も用意し、急な入用がある人に小銭を差し上げると記した。

 多くのネットユーザーがこの「思いやり小銭箱」に温かい人情を感じているほか、通行人の中には自発的に1元、5元と「心ばかり」の気持ちを投入する人もいる。

 店頭に置いてからは人々がしきりに行き来し、お金を取る人より写真を撮る人の方が多い。最初は硬貨だけを入れておいた小箱には、ここ数日の間に紙幣も多く見られるようになった。いずれも通行人が自発的に入れたものだ。(c)Xinhua News/AFPBB News