【5月24日 AFP】米コーヒーチェーン大手スターバックス(Starbucks)は23日、ロシアから撤退し、同国内の130店舗を閉鎖すると発表した。

 スターバックスは3月、ロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシア国内店舗の営業を停止していた。同国で働く約2000人の従業員については、6か月分の給与や就労支援を提供するとしている。

 ウクライナ侵攻に国際社会の非難が集まる中、米企業にはロシア撤退を求める圧力がかかっている。先週には、冷戦(Cold War)末期からロシアで店舗を展開し、スターバックスよりも事業規模が大きかった米ファストフード大手マクドナルド(McDonald’s)も同国撤退を発表していた。

 スターバックスは、15年前にロシアに進出。2010年12月の投資家向けイベントでは、中国やブラジル、インドと並び、ロシアは重要な新興市場だと説明していた。ロシア撤退による業績への影響は今のところ公表されていない。(c)AFP