【5月23日 CGTN Japanese】5月22日は、国連が定めた「国際生物多様性の日」です。今年のテーマは「すべての命と共にある未来へ」です。

 中国国家林業・草原局の発表によりますと、中国では現在、希少であるために重点保護対象に指定されている野生動植物の74%が効果的な保護を受けており、多くの希少な絶滅危惧野生動植物群が回復し増加するようになったとのことです。

 中国は近年、絶滅危惧種の救済プロジェクトを実施することで、典型的な陸上生態系の90%を有効に保護しています。野生のジャイアントパンダは1864頭にまで増え、野生のトキは6000羽を超えました。野生のアジアゾウは300頭に増え、野生カモシカの個体数は30万頭以上にまで回復しました。また、自生状態を回復した希少な絶滅危惧植物は206種類に達ました。うち112種類は中国の固有種です。

 今年はさらに、青海チベット高原、黄河流域、長江流域などの地域で国立公園が新設される予定です。計画では、2025年までに、国家重点保護対象である陸上野生動物の75%、野生植物の80%が効果的に保護を受けるようになるとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News