【5月23日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は23日、岸田文雄(Fumio Kishida)首相と会談した。首相は「バイデン氏の訪日は、いかなる状況にあっても米国がインド太平洋地域への関与を強化し続けることを示すものだ」と歓迎した。

 バイデン氏は、ロシアのウクライナ侵攻に対する米国主導の対ロシア制裁に日本が参加したことについて「世界の主要リーダー」だと称賛した。

「日米同盟は長きにわたりインド太平洋地域の平和と繁栄の礎になってきた。米国の日本防衛へのコミットメントが揺らぐことはない」とし、「現在もこれからも、共に困難に立ち向かう」と強調した。

 米高官は、日韓両国は経済的・軍事的影響力を強める中国に対抗するための要となるとともに、ウクライナ侵攻を受けてロシアを孤立させるための西側主導の協力体制におけるパートナーでもあると説明。米国としては、両国との関係がウクライナ侵攻でも揺るがないことを示したい考えだ。

 映像は23日撮影・提供。(c)AFP/Sebastian Smith and Tomohiro Osaki