【5月29日 AFP】チャドの首都ヌジャメナの病院にある救急治療病棟。国際医療活動連盟(ALIMA)が栄養管理を行い、栄養失調の子どもの世話をする医療従事者や母親の姿が見られる。

 栄養失調の患者が増えている要因は複数ある。新型コロナウイルスの影響による物価上昇、昨年の農産物生産量の落ち込み、さらにロシアのウクライナ侵攻で主食作物が高騰していることなどが挙げられる。

 病棟は定員60人だが、現時点で100人を受け入れている。栄養失調の患者が最も増えるのは毎年7月と8月となっており、その頃には完全に対応不能な状況に陥っている恐れもある。(c)AFP