【5月23日 AFP】フランスのクレマン・ボーヌ(Clement Beaune)欧州問題担当相は22日、ウクライナの欧州連合(EU)加盟手続きは「15~20年」かかるだろうとの見方を示した。

 ボーヌ氏はラジオJ(Radio J)に出演。「正直な話、ウクライナが半年、もしくは1、2年でEUに加盟すると言えば、それはうそになる」とし、「おそらく15~20年といった長い年数を要するのではないか」と語った。

 ボーヌ氏は「ウクライナの人々に幻想やうそを言いたくない」と述べ、エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領が提唱する、欧州への統合の近道となる「欧州政治共同体」設立構想について改めて提起した。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は21日、政治共同体構想は「妥協」にすぎないと反発。EU加盟手続きの即時開始を求めた。

 ただボーヌ氏は、マクロン氏の提案は「EU加盟に代わるものではなく、後の加盟を妨げるものでもない」と説明した。

 ボーヌ氏によると、政治共同体に参加することにより、ウクライナは「欧州内での移動の自由、EU予算からの復興支援」といった恩恵を受けられる可能性がある。

 政治共同体構想をめぐっては、6月後半に開かれるEU首脳会議で議論される予定。(c)AFP