【5月21日 AFP】実業家のイーロン・マスク(Elon Musk)氏は19日、6年前にプライベートジェットの機内で客室乗務員の女性に下半身を露出し、体を触ったとの疑惑を否定した。

 ニュースサイト「ビジネス・インサイダー(Business Insider)」は19日、客室乗務員の友人の証言として、マスク氏が英ロンドンに向かうプライベートジェットの機内で女性からマッサージを受けていた際に下半身を露出して同意なく女性の脚を触り、性行為を要求したと伝えていた。

 同サイトによると、マスク氏が設立した宇宙開発企業スペースX(SpaceX)は2018年、性的不品行でマスク氏を訴えた客室乗務員に示談金として25万ドル(約3000万円)を支払ったとされる。

 これに対しマスク氏はツイッター(Twitter)に「事実無根だ」と投稿。「私への攻撃は政治的な観点から見るべきだ。これは彼らの(卑劣な)常とう手段だ」と主張したが「彼ら」の具体名は挙げなかった。

 続けて「このうそつきは、私が『露出』したのを友人が見たと言い張っているが、(本当に見たのなら)世間に知られていない特徴(傷痕やタトゥーなど)を何か一つでも挙げてみろ。できないはずだ。そんなことはなかったのだから」と訴えた。

 マスク氏は先に、支持政党を民主党から共和党に切り替える意向を表明し、「彼らがどんな汚い手を使ってくるのかを見ていてほしい」とツイートしていた。(c)AFP