【5月22日 CGTN Japanese】中国東部にある江蘇省(Jiangsu)鳳城(Fengcheng)と梅里(Meili)を結ぶ500キロボルト送変電プロジェクトが18日、長江の南北をまたぐ最初のガイドロープのドッキングを終え、このプロジェクトで初の水上工事が終了しました。

 このプロジェクトは中国の電力建設史上最大規模で、技術的難度も最も高い、川をまたぐ送変電プロジェクトであり、江蘇省が長江デルタ一体化を支援する上で重要な電力中枢工事でもあります。

 関係部門の紹介によりますと、このプロジェクトは江蘇省江陰市で長江をまたぎ、その幅は2550メートルもあり、船舶が航行可能な高さや安全な距離などの要因で、送電塔の高さは385メートルに達し、世界で最も高いものとなります。施工水域は長江航運のゴールデンルートに位置し、1日あたりの船舶通行量はおよそ2000隻で、水の流れが速く、暗流や渦が多いため、作業が難しくなります。工事期間中、8回もの船舶の通航止めが必要だとされています。架線の作業期間中、江蘇海事局は臨時の交通管制を実施し、工事の施工と通航する船舶の安全を保障しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News