【5月20日 CGTN Japanese】中国初の国産新型コロナウイルスの飲み薬に関する治療報告書が18日に公表されました。それによりますと、感染者5人がPCR検査で陽性と確認されてから3日以内にこの薬による治療を受け、約5日後(中央値)に陰性化しました。対照群の陰性化の中央値は11.13日です。データだけから言えば、早期治療と早期投与により治療期間を半減させる可能性があります。 

 この研究は、中国国家伝染病医学センター、復旦大学付属華山病院感染科主任医師の張文宏(Zhang Wenhong)教授と上海公衆衛生臨床センターの范小紅(Fan Xiaohong)教授の研究チームなどが共同で実施したものです。中国科学院上海薬物研究所などの研究機関と企業の共同開発による国産コロナ飲み薬の「VV116」が、非重症オミクロン株感染者のPCR検査が陰性化する時間に与える影響を評価しました。詳しい研究データは、18日付の英国科学誌「Emerging Microbes & Infections」オンライン版に掲載されています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News