【5月20日 Xinhua News】中国ネット通販大手の京東集団(JDドットコム、JD.com)がこのほど発表した2022年第1四半期(1~3月)決算は、売上高が前年同期比18・0%増の2396億5500万元(1元=約19円)だった。純損益は前年同期の36億元の黒字から30億元の赤字に転落。主にインフラ整備や技術の研究開発、従業員の給与・福利厚生への持続的な資金投入、新型コロナウイルス感染症の流行などが響いた。

 事業別に見ると、商品売上高は16・6%の2044億1600万元、サービス収入は26・3%増の352億3900万元だった。

 直近12カ月のアクティブユーザー数は3月31日時点で5億8050万人と前年同期から807万人増加した。ユーザー1人当たり利用回数は過去最高を記録し、1人当たりの平均売上(ARPU)はここ3年で最高水準に迫った。

 3月31日時点の現金や現金同等物、制限付き預金、短期投資の総額は1861億元で、21年3月31日までの12カ月間の366億元を大きく上回った。また、事前に公表された自社株買い計画に基づき、22年1月1日から決算公告を行った5月17日までの間に約500万ADS(米国預託株式)を約18億元で買い戻したことも明らかにした。(c)Xinhua News/AFPBB News