【5月20日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は19日、ホワイトハウス(White House)でフィンランドとスウェーデンの北欧2か国の首脳と会談し、両国の北大西洋条約機構(NATO)加盟申請に強い支持を表明した。一方、両国の首脳は加盟に際してトルコが提起した懸念への対処を約束した。

 バイデン氏はフィンランドのサウリ・ニーニスト(Sauli Niinisto)大統領、スウェーデンのマグダレナ・アンデション(Magdalena Andersson)首相に対し、両国の加盟申請書を米議会に提出すると述べた。議会では、民主・共和両党の議員が加盟を支持している。

 バイデン氏は「フィンランドとスウェーデンはNATOをより強くする」とし、米国の全面的な支持を約束。北欧2か国は「強固な民主主義制度、強力な軍隊、強く透明性の高い経済、さらに正義に対する強い道徳意識を有している」とし、NATO加盟への全要件を十二分に満たしていると述べた。

 加盟には全加盟国(30か国)の承認が必要だが、トルコは同国がテロ組織に指定している非合法武装組織「クルド労働者党(PKK)」のメンバーを北欧2か国がかくまっているとして、両国の加盟に反対している。

 ニーニスト氏はトルコが抱く懸念についての議論に前向きな姿勢を示すとともに、「いかなる形のテロも非難する」と言明。アンデション氏も、トルコを含む全NATO加盟国と対話を行っていると述べた。(c)AFP