【5月19日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)は18日、ウクライナへの侵攻を理由に中止となったロシアGP(Russian Grand Prix 2022)の代わりとなるレースを今季は行わないと発表した。

 9月25日に予定されていたロシアGPの代替レースについては、いくつかのオファーがF1側に届いていたと考えられているが、コスト面の問題によってそれらは却下された。

 F1は発表文の中で「今シーズンはロシアGPの代替レースを行わないと決めた」と記し、「これで2022年のシーズンは22戦で行われる」と続けた。

 2月24日にウクライナへの侵攻が始まると、レッドブル(Red Bull)の前年王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)や4度の世界王者に輝いたアストンマーティン(Aston Martin F1)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)はロシアGPの開催に反対の声を上げた。

 これを受けてF1はすぐさま今年の同GPの中止を決定し、3月3日には主催者との契約を打ち切った。(c)AFP