【5月19日 AFP】国連(UN)の世界気象機関(WMO)は18日、世界の気候の現状に関する年次報告書を発表し、2021年には気候変動に関する主要4指標すべてが過去最高を記録したことを明らかにした。

 最高記録を更新したのは、温室効果ガス濃度、海面上昇、海洋熱、海洋酸性化の4指標。国連のアントニオ・グテレス(Antonio Guterres)事務総長は、報告書により「人類の気候変動対策の失敗」が示されたと指摘し、「世界のエネルギーシステムは壊れており、われわれを気候の大惨事にますます近づけている」と警告した。(c)AFP/ Robin MILLARD