【5月18日 CGTN Japanese】中国工業情報化部のデータによりますと、中国での新エネルギー車の販売台数は今年第1四半期に1000万台を突破し、これにより充電スタンド業界と急速充電技術の発展が後押しされました。

 電気自動車メーカーの小鵬汽車(シャオペン)は、中国初の量産型800V高電圧SiCプラットフォームをまもなく発売します。従来の120kWのAC充電スタンドの場合、100kWhのバッテリーを充電するには40〜60分かかりますが、この充電プラットフォームでは約10分で充電が完了するということです。

 小鵬汽車深セン業務部責任者は、「まもなく発売される車種『小鵬G9』も、この充電プラットフォームを使用できる。5分から15分で90%まで充電できる」と話しました。

 また、深セン市(Shenzhen)では中国南方電網が第1陣となるスマート充電ステーションの運営を開始しました。このスマート充電ステーションには5G通信技術が搭載されており、データ伝送速度は4G端末の50倍速く、利用者の待ち時間を短縮できるということです。

 統計によりますと2021年末時点で、中国の充電スタンドの数は261.7万基になり、2025年には1466万基に達する見込みです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News