【5月18日 AFP】昨年の全仏オープンテニス(French Open 2021)女子シングルスで準優勝したアナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova)が17日、膝のけがを理由に開幕が迫った今年の同大会を欠場し、今シーズンを早々に打ち切ると発表した。

 30歳のパフリュチェンコワは今季ここまで3大会にしか出場しておらず、フィジカル面で苦しむ中迎えた前週のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2022)では初戦敗退に終わっていた。

 パフリュチェンコワはツイッター(Twitter)に投稿したメッセージの中で「ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)をはじめ、今年残りの大会を辞退せざるを得ないと伝えるのはとても悲しい」と記した。

 前年の全仏で自身初となる四大大会(グランドスラム)決勝に駒を進めたパフリュチェンコワだが、フルセットにまでもつれ込んだ接戦の末にバルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)に敗れた。

「この1週間はこのことが頭の中にある状態でプレーしていた。私にとってローラン・ギャロスはいつもとても特別で、とりわけ昨年は夢のような大会だったから本当に難しい決断だった」

 昨年11月には世界ランキングでキャリア最高となる11位につけていたパフリュチェンコワだが、今回のけがによって21位にまで順位を下げている。(c)AFP