【5月18日 AFP】17日に行われた仏カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)の開会式で、ロシアの侵攻を受けるウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領が事前予告なしのビデオ演説を行った。

 ゼレンスキー氏は「最後には、憎しみは消え、独裁者たちは死ぬ」と言明。第2次世界大戦(World War II)中、映画『チャップリンの独裁者(The Great Dictator)』でナチス・ドイツ(Nazi)の指導者アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)を風刺したチャーリー・チャップリン(Charlie Chaplin)に言及し、「私たちには今、映画業界は黙っていないという姿勢を示す新たなチャップリンが必要だ」と語った。

 会場の人々はゼレンスキー氏に対し、総立ちで拍手を送った。(c)AFP