【5月21日 CGTN Japanese】中国船舶集団傘下の江南造船が建造した9万9000立方メートルB型船の超大型エタン運搬船が16日午前、上海で引き渡しに成功しました。これは江南造船が4月23日に生産を回復してから引き渡した最初の船となりました。

 この船の設計全長は230.0メートル、型幅は36.6メートル、型深さは22.5メートルで、江南造船が独自の知的財産権を持つB型液体貨物室4つと甲板タンク2つを備え、最大のカーゴタンク容量は9万9000立方メートルに達し、現在世界でカーゴタンク容量が最大の超大型エタン運搬船となっています。

 また、エタンを燃料として採用できるデュアル燃料エンジンと軸発電機を搭載し、最も厳格な排出要求を満たすと同時に最適な経済性を備えており、将来的に液化エタンの長距離輸送に役立つとみられています。

 なお、同型船の今回の受注は計4隻で、最初に建造された船は2021年12月28日に順調に引き渡されました。他の2隻はまだ建造中で、年内に全て引き渡される予定です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News