【5月16日 AFP】サウジアラビアの医師団が、紛争で荒廃したイエメンの結合双生児の分離手術に成功した。国営サウジ通信(SPA)が16日伝えた。

 SPAによると、双子の男児のユセフちゃんとヤシンちゃんは「複数の臓器が結合」しており、医師24人が15時間に及ぶ「複雑な」手術に携わったという。

 サウジの医師団は昨年7月、結合双生児の50回目の分離手術が成功したと明らかにしていた。またサルマン国王(King Salman)は先週にも、別の双子の分離手術の可能性について検討するよう指示している。

 サウジアラビア国営のサルマン国王人道支援・救援センター(KSRelief)は、同国政府によるイエメン支援の成果を定期的に報告している。(c)AFP