広大な宇宙をより身近に感じる
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【5月16日 People’s Daily】4月16日午前、「良好な気分」と呼ばれる神舟13号(Shenzhou-13)の乗組員の翟志剛(Zhai Zhigang)、王亜平(Wang Yaping)、葉光富(Ye Guangfu)宇宙飛行士が、「宇宙出張」を無事に終え、半年ぶりに地球に戻った。これまでの中国の宇宙飛行で最も長い有人宇宙飛行の終幕を円満に迎えられた。
183日間の宇宙の旅は、船外活動から、リモート操作で軌道上での無人補給船と宇宙ステーションの初めてのドッキングに至るまで、中国初の女性宇宙飛行士の宇宙遊泳から、3人の宇宙飛行士の宇宙に滞在する中国宇宙飛行士の最長の単発ミッションの記録の更新に至るまで、宇宙飛行士たちが一連の宇宙科学実験と技術検証を完成し、中国の宇宙飛行記録を一つまた一つと更新し、宇宙ステーションの後続の建設のために強固な基礎を築いた。このミッションの成功により、宇宙ステーション建設のための鍵となるテクノロジーがこれをもって全面的に検証され、軌道上での組み立て・建設段階へと着実にバトンが渡され、すでにその原型を現した国家宇宙実験室の正式な完成が目前となっている。
宇宙飛行士たちが広大な宇宙で「良好な気分」と感じるのは、宇宙事業従事者の革新への自信と、宇宙技術の革新的なブレークスルーのおかげだ。独自に開発した「飛天(Feitian)」船外宇宙服を着用した宇宙飛行士は、極めて危険でクールな船外活動で、「船外に出た、気分は良好」という余裕の姿勢を見せてくれた。また、5Gネットワークの数倍の速度を持つ宇宙ブロードバンドにより、宇宙飛行士は高度400kmの宇宙の息をのむような景色を共有し、「天宮教室」で流ちょうに講義をした。これまでは宇宙飛行士が宇宙船に乗って物資を「身の回りで」携帯していたが、今では無人補給船「天舟(Tianzhou)」宇宙貨物船による特別な「宇宙速達」の配達が可能だ。こうした自主革新による宇宙科学技術の進歩は、中国人の宇宙ステーションへの滞在・船外活動の能力を持続的に向上させており、天を飛び行く夢の帆を絶えず掲げて航行することを後押ししている。
今年は中国の有人宇宙飛行事業30周年にあたる。この30年間、中国宇宙飛行の飛躍的な発展は、世界の人々を驚嘆させた。数日間の宇宙滞在から半年の宇宙ステーションでの駐留や、ゆったりと快適な「宇宙の家」を実現させるに至り、「宇宙船時代」を経験した宇宙飛行士は、特に深い感銘を受けただろう。また、印象的なのは、中国の宇宙事業従事者の「最後まで青写真を描く」という長年の執念だった。宇宙事業従事者たちは一歩一歩着実に前進し、宇宙ステーション時代の扉を押し開き、夢のために闘ったことで豊かな報いを得てきた。国の科学技術水準と能力の重要な象徴として、中国宇宙飛行の自信と自強の特質は、科学技術の自立と自強の道へのまい進に貢献し、社会全体の革新と創造にも強い精神的原動力を与えている。
星空は果てしなく広大で、探索は果てしなく続く。宇宙ステーションの建設は、中国の宇宙事業における重要なマイルストーンであり、人類による宇宙の平和利用に先駆的に貢献していく。2022年は宇宙ステーション建設の決定的な年だが、宇宙ステーションの軌道上での建設任務は依然として困難であり、軌道上で安定運用する国家宇宙実験室の建設は大きな挑戦である。努力と決意があれば、宇宙飛行士が宇宙を歩く姿はより自信と余裕を帯びるようになり、中国人はこの広い宇宙をより一層探索し、より身近に感じるようになるだろう。(c)People’s Daily/AFPBB News