【5月16日 People’s Daily】中国山東省(Shandong)済南市(Jinan)の済南ハイテク区にある人工知能(AI)ビル。その建物内にある「山東新松工業ソフトウエア研究所」では、ロボットがアームで部品を正確につかんでラインに載せるなど、さまざまな作業用ロボットが集まっている。

 同社の主要プロジェクト戦略開発部の斉天成(Qi Tiancheng)副部長は「われわれが開発したスマートシステムは、ロボットや自動生産ラインの全体制御を実現し、工場の生産効率を向上させることができます」と胸を張る。

 このAIビルには同社のような先端企業が多数集まっている。済南市は国家AI革新応用先進区、国家新世代AI革新発展試験区に認定されており、最先端技術を凝縮した「AI島」計画を進めている。

 済南ハイテク区斉魯ソフトウエアパーク開発センター産業開発部の彭紹毅(Peng Shaoyi)部長は「先端企業が集まったAIビルはAI島の中核となり、新しいスマートビジネスの実験区となります」と説明する。

 斉魯ソフトウエアパークから車で20分ほど走ると、建設中の「中国コンピューターバレー産業パーク」に到着する。現在は第1期区画の工事が基本的に完了し、第2期区画も主要建築物は完成している。

 済南ハイテク区スマート設備産業発展センターの趙巍(Zhao Wei)副主任は「産業パークは今年末に完成して稼働し、情報産業クラスターを形成する予定です。既に十数社の企業が参入しています」と話す。

 済南市産業情報化局の汲佩徳(Ji Peide)局長は「山東省には600社以上のAI関連企業がある。第14次5カ年計画(2021~2025年)の期間中、AI産業の革新的発展を目指す」と語る。

 AIはデジタル経済の発展をけん引し、スマートシティーを築く基礎となる。中国のAIインフラは急速に発展する初期段階にあり、これから多くの領域でその効果を発揮することになる。(c)People’s Daily/AFPBB News