【5月16日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2022)は15日、女子シングルス決勝が行われ、大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は第9シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)を6-2、6-2で下して連覇を果たし、5大会連続優勝を飾った。

 世界ランキング1位のシフィオンテクはこれでマッチ28連勝となった。直近20試合ではわずか1セットしか落としておらず、この日もほぼ一方的な内容でジャバーに快勝。今月開幕する全仏オープン(French Open 2022)でも圧倒的な優勝候補となっている。

 優勝を決めると、ひざまずいて涙を流して喜んだ。試合後のコート上でのインタビューでは「ご褒美はたくさんのティラミス!」と冗談を飛ばし、「全仏オープンで会いましょう」と話した。

 一方、第4シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)とダリア・カサキナ(Daria Kasatkina)を劇的な逆転で下し、イタリア国際で自身初の決勝に進出してきたジャバー。だが、この日は終始手を緩めないシフィオンテクを相手に、自身最長の連勝は11でストップした。

 前週のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2022)を制し、アラブ諸国かアフリカの選手として初めてWTA 1000大会で優勝していたジャバーは「クレーで素晴らしい戦いをしてきた。この試合を教訓にして前進する」とコメントした。(c)AFP