【5月15日 AFP】北朝鮮は15日、「発熱」により新たに15人が死亡したと明らかにした。

 朝鮮中央通信(KCNA)は、感染拡大が始まってからこれまでに42人が死亡、累計の症例は82万620人に上り、うち32万4550人が治療を受けていると伝えた。

 北朝鮮は、12日に新型コロナウイルスのオミクロン株の感染者が初確認されたと発表したばかり。国内に新型コロナワクチンや抗ウイルス薬はなく、大規模な検査態勢も整っていない。

 当局は「最大限の緊急検疫態勢」を敷いて感染拡大の抑制を試みているが、連日多くの新規感染者が報告されている。KCNAは、「国内すべての道、市、郡を完全封鎖し、労働単位、生産単位、居住単位でも封鎖を行っている」と報じている。(c)AFP/Sunghee Hwang