【5月14日 AFP】英国防省は13日、ウクライナ軍が東部でロシア軍の渡河作戦を阻止し、多大な損害を与えたと発表した。

 同省は「激しい戦闘のさなかでの渡河作戦は非常にリスクが高く、ロシア軍司令官らがウクライナ東部での作戦を進展させるよう圧力を受けていることを物語っている」と指摘。

 さらに「ロシア軍はこの地域に戦力を集中させているにもかかわらず、大きな前進を遂げられていない」と付け加えている。

 ウクライナ東部ルガンスク(Luhansk)州のセルヒー・ハイダイ(Sergiy Gaiday)知事も、セベロドネツク(Severodonetsk)を包囲するために川を渡ろうとするロシア軍をウクライナ軍が撃退したと明らかにした。

「ドネツク(Donetsk)州との境で激しい戦闘が起きている」とハイダイ氏は述べ、ルガンスク州のポパスナ(Popasna)側からの攻撃でロシア軍は多数の装備と人員を失ったと説明した。

「傍受した通信内容によると、(ロシアの)1個大隊全体が攻撃を拒否している。何が起きたのかを見たのだろう」

 航空写真には、数十台の装甲車が破壊されて川岸に放置され、船を横に並べて上に板を渡して造った舟橋が大破した様子が写っている。(c)AFP