【5月14日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は13日、ドイツのオラフ・ショルツ(Olaf Scholz)首相との電話会談で、ロシアはウクライナで「ナチスのイデオロギー」と戦っていると主張した。

 プーチン氏は2月24日、「非軍事化」と「非ナチ化」を目的に掲げて親欧米国のウクライナに軍事侵攻した。

 ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)は電話会談後の公式声明で、「ナチスのイデオロギーを提唱し、テロリストの手法を使う武装勢力による国際人道法違反が続いている点に注意が向けられた」と述べた。

 プーチン氏は軍事侵攻について、ウクライナ東部のロシア語話者の保護が目的だと改めて説明。また、ウクライナ政府が和平協議を「妨害」していると非難した。

 ショルツ氏は、ウクライナへの兵器供与が不十分でエネルギーをロシア産に依存しているとして、非難を浴びている。

 ドイツ経済は現在、ロシア産エネルギーからの脱却を急いでおり、すでにロシア産石炭の輸入をほぼ停止している。(c)AFP