【5月14日 AFP】ロシアの首都モスクワ郊外ヒムキ(Khimki)の裁判所は13日、米女子プロバスケットボール(WNBA)のスターで、大麻製品を所持していたとして逮捕されたブリトニー・グライナー(Brittney Griner)選手(31)の勾留期間を6月18日まで延長した。国営タス(TASS)通信が裁判所関係者の話として報じた。

 五輪で2個の金メダルを獲得し、WNBAでも優勝した実績を持つグライナー選手は2月、ロシアでは違法である大麻オイルの入った吸引器が手荷物から見つかったとして、モスクワの空港で逮捕された。有罪になると禁錮10年を科される可能性がある。

 米国務省は先月、ロシア側がグライナー選手を「不当に拘束した」と判断し、この件を人質問題担当の大統領特使に預けることを発表。同省のネッド・プライス(Ned Price)報道官は同日、この日在モスクワ米大使館の領事官が、グライナー選手と面会したことを明らかにした。(c)AFP