【5月14日 AFP】米国のロイド・オースティン(Lloyd Austin)国防長官とロシアのセルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)国防相は13日、ロシア軍のウクライナ侵攻開始後で初となる電話会談を行った。米国防総省によると、オースティン氏はウクライナでの即時停戦を求めたが、問題の解決に向けた進展はなかった。

 米国防総省は声明で、オースティン氏がウクライナでの即時停戦を要請し、両国間の連絡継続の重要性を強調したと説明。ロシア国防省も電話会談の実施を認め、両者が「ウクライナ情勢を含む」国際安全保障問題について協議したとした。

 両省はそれ以上の詳細は明らかにしなかったが、米国防総省の高官は記者団に対し、電話会談では「深刻な問題は解決せず、ロシアの言動の直接的な変化にもつながらなかった」と説明した。(c)AFP