【5月14日 AFP】実業家のイーロン・マスク(Elon Musk)氏は13日、米ツイッター(Twitter)の買収を一時的に保留にすると発表した。これを受け、同社の株価は急落した。

 マスク氏は「ツイッターの買収は、スパム・偽アカウントがユーザーの5%未満であることを裏付ける詳細を得るまで、一時保留にする」とツイッターに投稿。2時間後に別のツイートで、買収を目指す意向に変わりはないと説明した。ツイッターは今のところAFPのコメント要請に応じていない。

 米証券会社ウェドブッシュ・セキュリティーズ(Wedbush Securities)のアナリスト、ダニエル・アイブス(Daniel Ives)氏は、マスク氏が証券取引所への書類提出ではなく、ツイートによって先行きの不透明さを生んでいることに懸念を表明。ウォール街(Wall Street)の投資家はこのツイートについて、マスク氏が買収合意を撤回しようとしているか、値下げを迫ろうとしていると解釈する可能性が高いと指摘した。

 マスク氏の発表を受け、ツイッターの株価は時間外取引で20%下落した。(c)AFP