【5月13日 時事通信社】ウクライナ東部ドンバス地方の制圧を目指すロシアの軍事作戦をめぐり、英国防省は13日付の戦況報告で、ロシア軍が現地で抵抗を続けるウクライナ軍部隊の孤立化を図るため、包囲しようと画策していると表明した。ただ、ロシア軍は渡河作戦に失敗するなどし、引き続き苦戦しているという。ウクライナ軍は「ロシアの占領者を撃破した」として、破壊された軍用車両や橋の写真を公開した。

 報告によれば、ロシア軍部隊は「ウクライナ軍を西方の部隊による支援や増援から切り離す」ため、東部ドネツク州の要衝であるスラビャンスクやクラマトルスクに向け、北方や東方からの進撃を試みている。

 これに対し、ウクライナ部隊は東部ルガンスク州セベロドネツクの西方を流れるドネツ川の仮設の橋を渡ろうとするロシア部隊を攻撃し、大きな打撃を与えたとされる。報告はロシア側がリスクの高い渡河を試みた背景に、作戦で進展を得なければならないと「司令部が圧力にさらされている」ことがあると分析した。(c)時事通信社