【5月13日 CGTN Japanese】中国の火星探査機「祝融号(Zhurong)」はこのほど、火星のユートピア平原南部で、初めて短波赤外線分光計による含水鉱物を探査し、着陸エリアの水の活動形跡を発見しました。

 中国科学院国家宇宙科学センター宇宙天気学国家重点実験室の劉洋研究チームは、「これは湧き出た地下水もしくは毛細管現象による蒸発で結晶化した塩類鉱物で、火星の土壌と結び付いた後に岩化作用によって形成された可能性がある。着陸エリアでここ最近、水の活動形跡があることを明らかにした」と推定しました。

「祝融号」の発見は、アマゾニアン時代に火星の水の活動が推測よりも活発だった可能性を示唆しています。この研究成果は5月11日、世界的な学術誌「サイエンス・アドバンス(Science Advances)」に掲載されました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News