【5月13日 AFP】21-22イングランド・プレミアリーグは12日、第22節の延期分が行われ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は10人のアーセナル(Arsenal)を3-0で下し、トップ4フィニッシュの望みをつないだ。一方、敗れて連勝が4で止まったアーセナルのミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督は、ポール・ティアニー(Paul Tierney)主審を厳しく批判した。

 この日のノースロンドンダービーで敗れれば、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)出場権争いから脱落することになったトッテナムだが、物議を醸す判定の末に獲得したPKをハリー・ケイン(Harry Kane)が決め、ホームで先制した。

 その後、7分間で2枚のイエローカードを提示されたアーセナルのDFロブ・ホールディング(Rob Holding)が退場すると、数的優位となったトッテナムは前半のうちにケインが再びネットを揺らし、後半には孫興民(Son Heung-Min、ソン・フンミン)にもゴールが生まれた。

 一方、2016-17シーズン以来となるチャンピオンズリーグ出場を決めきれなかった4位のアーセナルは、神経がすり減るようなトップ4争いの追い込みに直面。わずかにアドバンテージを残しているが、2試合を残して5位トッテナムにわずか1ポイント差と迫られた。

 アルテタ監督は、PKとレッドカードの判定に憤り、「私が思っていることを口にすれば、6か月のベンチ入り禁止処分を受ける。うそのつき方は分からないから言わない方がいい」と述べた。

 トッテナムは15日、ホームで下位バーンリーFC(Burnley FC)と対戦した後、すでに降格が決定したノリッジ・シティ(Norwich City)とのアウェーゲームを控えている。対するアーセナルは、16日にニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)の本拠地に乗り込み、最終節ではエバートン(Everton)をホームに迎える。(c)AFP/Steven GRIFFITHS