【5月13日 AFP】スズキ(Suzuki Motor)は12日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスから撤退する意向を示し、大会を運営するドルナスポーツ(Dorna Sports)と契約打ち切りに関して協議中だと発表した。

「スズキ株式会社は、ドルナスポーツと2022年末でロードレース世界選手権(MotoGP)参戦を終了することについて協議しています。現在の経済情勢と近年の自動車産業界が直面している大きな変化への対応を加速するために、スズキは、資金と人的資源を新技術の開発に集中的に投入していきます」と説明した。

 スズキをめぐっては、前週に撤退の意向を伝える報道が最初に流れていたが、これに対してドルナは、スズキは2026年までの現行契約を全うする必要があると主張していた。

 実際に決定した場合、スズキのMotoGP撤退は2度目となる。同チームは2011年限りで一度撤退し、2015年に復帰している。(c)AFP