【5月12日 AFP】ロシアの首都モスクワにあるポーランド大使館で11日、建物に赤いペンキが掛けられる騒ぎがあった。

 ポーランド外務省報道官はポーランド通信(PAP)に対し、クシシュトフ・クライェフスキ(Krzysztof Krajewski)大使が大使館にペンキが掛けられたことを確認したと述べた。

 訪米中のマルチン・プジダチ(Marcin Przydacz)外務次官は首都ワシントンで、ポーランド政府はロシアが問題を解明し容疑者を特定することを期待すると語った。

 両国をめぐっては9日、駐ポーランド・ロシア大使がワルシャワの旧ソ連兵墓地に献花に訪れた際、親ウクライナ活動家に赤い液体を掛けられた。

 ロシア外務省は11日、クライェフスキ大使を呼び、自国大使への襲撃は「言語道断」だとしてポーランド政府の正式な謝罪を要求。「対応次第ではさらなる措置を取る」と警告した。(c)AFP