【5月12日 AFP】サッカーウクライナ代表が11日、独メンヘングラッドバッハ(Moenchengladbach)でドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)と試合を行い、2-1で勝利した。ロシアがウクライナへの侵攻を始めた2月24日以降、同代表が実戦に臨むのは初めて。

 数千人のサポーターがウクライナの国旗を振り、選手たちと共に同国を支持するメッセージを発信した。試合の収益は戦争の犠牲者に寄付される。

 独衛星テレビ局プロジーベン(ProSieben)でこの試合のコメンテーターを務めた元ウクライナ代表FWのアンドリー・ボロニン(Andriy Voronin)氏は、「われわれのチームと国にとって非常に大きな試合だ」とコメントし、「われわれは独りじゃない、全世界が応援してくれていると感じる」と話した。

 ウクライナは6月1日、英グラスゴーでスコットランドとのW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選プレーオフの準決勝に臨む。この一戦の勝者は、本大会の出場権を懸けて4日後にカーディフでウェールズと対戦する。(c)AFP