【5月12日 AFP】英国のボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相とスウェーデンのマグダレナ・アンデション(Magdalena Andersson)首相は11日、両国間の相互安全保障に関する合意文書に署名した。

 スウェーデンを訪問したジョンソン氏は、アンデション氏との共同記者会見で、同国が攻撃された場合には英国が支援を提供すると説明。アンデション氏は、両国が相互防衛のために軍事面を含む支援を行うとした。

 英首相官邸によると、ジョンソン氏は同日、フィンランドとも同様の合意文書に署名する予定。

 スウェーデンとフィンランドは、数十年にわたって軍事的中立の立場を取ってきたが、ロシアのウクライナ侵攻を受け、北大西洋条約機構(NATO)への加盟の是非を数日中に決定する見通し。

 両国はNATOの拡大に反対するロシアによる反発を警戒し、加盟申請から手続き完了までの期間の安全保障をNATO加盟国に要請。すでに米国、フランス、ドイツなどの主要加盟国との協議を行っているが、公的な合意に至ったのは英国が初めて。(c)AFP