【5月11日 AFP】国連(UN)の国際労働機関(ILO)は11日、ロシアによる侵攻開始以降、ウクライナの全雇用の3割に当たる480万人の雇用が失われたと発表した。侵攻が長引けば、状況はさらに悪化する見通しだとしている。

 ILOは、ロシア侵攻がウクライナ国内の雇用に与えた影響に関して初めて行った報告で「経済の混乱と国内外への大規模な避難が重なり、雇用と収入が激減している」と指摘した。

 さらに戦闘が激化すれば、43.5%に当たる700万人の雇用が失われる恐れもあると警告している。(c)AFP/Christophe VOGT