【5月12日 Xinhua News】中国上海市の南港ふ頭で11日、米テスラ(Tesla)の上海ギガファクトリーで生産された電気自動車(EV)4767台を積んだ自動車運搬船が出航した。上海税関が明らかにした。同ファクトリーが、新型コロナウイルス感染の影響による操業停止を経て4月19日に生産を再開して以降、最初の貸し切り船での輸出となる。スロベニアのコペル港へ向かう。

 上海税関管轄下の洋山税関は、テスラの納車を迅速に進めるため、同社との間に独自の連絡経路を設置。コロナ下でのオンラインによる業務連携体制を円滑化させ、複数の利便政策を活用して通関効率を向上させた。

 南港ふ頭は中国(上海)自由貿易試験区臨港新片区(エリア)にある。1~4月の停泊船舶数は延べ177隻、自動車運搬船による自動車の輸出入台数は19万1千台で、コロナ下でも正常な運営を維持している。(c)Xinhua News/AFPBB News