【5月10日 CGTN Japanese】このほど、中国人民大学が世界の大学ランキングから脱退したことが注目されています。

 過去10年余りの間、多くの大学にランキングの順位指標に基づいて運営する問題が存在しています。例えば、規模の大きさ、博士学位を持つ教師の割合、大学院生の割合、外国人留学生の割合などで、これにより、人々は数や規模を重視し、質や内包を無視しやすくなります。学校にもランキングを重視しすぎる問題が存在します。

 中国人民大学の王鵬(Wang Peng)副教授は、「世界の大学ランキングに対して両方から見る必要がある。一方で中国は過去数十年の間、国際交流や評価、審査システムのランキングを通じて自身の不足を発見すると同時に長足の進歩を収めた。しかしもう一方で、大学は学術と研究を競うだけでなく、社会的責任感をもって社会のためにより多くの人材を養成しなければならない。これこそが中国の大学の発展の道だ」と述べています。

 中国人民大学の他、南京大学、蘭州大学も世界の大学ランキングから脱退したとの報道があります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News