【5月10日 AFP】21-22NBAは9日、プレーオフのカンファレンス準決勝(7回戦制)が行われ、ウエスタンカンファレンスでは、ステフェン・カリー(Stephen Curry)が32得点の活躍をみせたゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)が、メンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)に101-98で競り勝ち、3勝1敗でシリーズ突破に王手をかけた。

 通算8度のオールスター選出を誇るカリーは、第4クオーターに18得点を稼いでこの日元気のなかったウォリアーズを勢いづけ、試合時間残り1分を切ってから決めた2本のフリースローで見事に試合をひっくり返した。さらにカリーが残り9.7秒で決めた同クオーター8本目のフリースローにより、チームはリードを5点に広げて勝利を決定づけた。

 カリーはまた、NBAプレーオフにおいて通算500本の3ポイントシュートを成功させた史上初の選手となった。

 ウォリアーズはアンドリュー・ウィギンス(Andrew Wiggins)が17得点をマークし、クレイ・トンプソン(Klay Thompson)とジョーダン・プール(Jordan Poole)もそれぞれ14得点を稼いだ。

 一方、7日の第3戦で112-142の大敗を喫していたグリズリーズは、攻撃が今シーズン最低レベルとなっていたウォリアーズを苦しめ、敵地サンフランシスコのチェイス・センター(Chase Center)で勝利をつかむかと思われた。

 しかし、負傷したジャ・モラント(Ja Morant)を欠く中で、試合開始から第4クオーター残り1分まで保っていたリードを守り切ることはできなかった。

 イースタンカンファレンスでは、ボストン・セルティックス(Boston Celtics)が116-108でミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)を下し、シリーズ戦績2勝2敗で並んだ。

 昨季覇者のバックスは、大黒柱のヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)が攻撃陣をけん引して第3クオーター終盤にリードを11点に広げ、シリーズ3勝1敗で王手をかけるかと思われた。

 しかし、第4クオーターに入るとセルティックスが得点を量産し、バックスの28得点に対して43得点を記録。中でもアル・ホーフォード(Al Horford)が同クオーターだけで16得点を稼ぐなどして、プレーオフでは自己最多の30得点をマークした。

 これでセルティックスは、11日の第5戦を含めて残り3試合のうち2試合は本拠地で試合に臨める有利な状況となった。(c)AFP