【5月10日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は9日、フェニックス・サンズ(Phoenix Suns)のモンティ・ウィリアムズ(Monty Williams)ヘッドコーチ(HC)が、2021-22シーズンの最優秀コーチ賞に選出されたと発表した。チームは今季のレギュラーシーズンで、リーグトップの通算64勝をマークした。

 計100人のスポーツ記者や放送局関係者による投票で、50歳のウィリアムズHCは81人から1位票を投じられて合計458ポイントを獲得し、レッド・アワーバック・トロフィー(Red Auerbach Trophy)を手にした。

 メンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)のテイラー・ジェンキンス(Taylor Jenkins)HCが合計270ポイント(1位票17人)で2位、マイアミ・ヒート(Miami Heat)のエリック・スポールストラ(Erik Spoelstra)HCが合計72ポイント(1位票1人)で3位となった。

 サンズの指揮官が同賞に選ばれるのは、1988-89シーズンのコットン・フィッツシモンズ(Cotton Fitzsimmons)氏と2004-05シーズンのマイク・ダントーニ(Mike D'Antoni)氏以来、3人目。

 ウィリアムズHCは、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)でアシスタントコーチを1年間務めた後、2019年にサンズの指揮官に就任してチームをよみがえらせた。

 就任1年目は34勝39敗でプレーオフ進出を逃したものの、51勝21敗の好成績を挙げた2020-21シーズンはNBAファイナルに進出。今季もチーム歴代1位の勝率.780をマークしてリーグトップの64勝18敗を記録した。

 ウエスタンカンファレンスの第1シードとして臨んでいる今プレーオフでは、現在ダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)との準決勝(7回戦制)を戦っており、シリーズ2勝2敗で並んでいる。(c)AFP