【5月13日 CGTN Japanese】中国チベット自治区(Tibet Autonomous Region)墨脱県(Motou)背崩郷格林村でこのほど、高さ76.8メートルのブータン松と呼ばれる松の木が発見されました。中国大陸部で現在知られている最も高い木です。

 北京大学が率いる研究グループは今年4月、ドローンのLiDAR(ライダー)システムを使って墨脱県内にあるブータン松を調査しました。10日間の実地調査やデータの収集・処理を経て、高さ76.8メートルのブータン松を発見し、ドローンに付けた縄や巻き尺で測量するなどの方法で、木の高さと胸高直径を確認しました。

 背崩郷格林村では、今回の調査で高さ70メートル以上の巨樹が計8本発見され、同村は中国大陸部で巨樹が最も多い地域となりました。

 ブータン松は東ヒマラヤ地域にのみ分布する樹種で、主に標高1400~2500メートルの山地雨林と亜熱帯気候区に分布しているとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News