【5月14日 AFP】フランス中部ロアールエシェール(Loir-et-Cher)県にあるシャンボール城(Chateau de Chambord)の敷地内を散策するソローニュ種のヒツジ。

 この地域のソローニュ種は19世紀から20世紀初頭にかけて35万~40万頭を数えたが、1970年までにわずか300頭にまで減った。

 毛は粗く、1800年代末には毛織物産業で有名なロモランタン(Romorantin)に運ばれて、軍服の上着に使われた。

 シャンボール国有地管理局の広報責任者は、「ソローニュ種の復活は、地場品種の振興、地域との共生、観光客と動物が触れ合う機会の提供、観光客誘致による地域活性化を図るものだ」と語った。

 映像は6日撮影。(c)AFP