【5月9日 AFP】21-22スペイン1部リーグは8日、第35節の試合が各地で行われ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は1-0で6年ぶりにレアル・マドリード(Real Madrid)とのダービーに勝利し、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)出場権獲得に王手をかけた。

 本拠地ワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)で前半にヤニック・フェレイラ・カラスコ(Yannick Ferreira Carrasco)がPKを決めると、4日に欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)でマンチェスター・シティ(Manchester City)に大逆転勝利し、この試合でローテーションを採用して主力を欠いたレアルにはこの1点で十分だった。

 すでにリーグ優勝を決めているレアルは、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)やルカ・モドリッチ(Luka Modric)、ティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)らをベンチに温存。多くのチャンスをものにできず快勝とはいかなかったものの、アトレティコは戦力差のアドバンテージを生かした。

 これで4位アトレティコは、残り3試合で5位レアル・ベティス(Real Betis)とのポイント差を6とした。直接対決の結果でアトレティコが上回るため、ベティスが10日にアウェーでバレンシア(Valencia CF)に敗れた場合、アトレティコの4位以内が確定する。

 ベティスがバレンシアに勝っても、アトレティコは11日に敵地でエルチェ(Elche CF)に勝利すれば自力でトップ4フィニッシュを決めることができる。

 また、3位セビージャFC(Sevilla FC)はアウェーでビジャレアル(Villarreal CF)と1-1で引き分け、ベティスとの勝ち点差を7として4位以内をほぼ決めている。(c)AFP